No.290 月面コロニー大惨事

総合評価 7.3/10
システム面 8/10 コンセプト 7/10
アートワーク 7/10 リプレイ性 7/10
惨事に耐えるエンジンの構築に迫られる作品。
可能な限り自分のコロニーの生存者を維持させることを目指す。ゲームは進行デッキからカードが捲られ、その効果を処理することで進んでいく。建物カードを手元に配置することでエンジンビルドして、コロニーを襲う惨事に対応することが求められる。
プレイヤー共通の進行デッキがあり、そこに干渉することで相互作用が生まれるのが新鮮。大惨事に違わぬ勢いで人々は失われれ、この収束に対応した構築を考えるのが面白い。それだけでなく、その作った構築を切り崩して延命しながら、プレイヤー同士で耐久勝負するヒリヒリのプレイ感が好み。
No.289 キングダムクロッシング

総合評価 7.2/10
システム面 7/10 コンセプト 7/10
アートワーク 8/10 リプレイ性 7/10
複数の橋の綺麗な渡り方に頭を悩ませる作品。
ビーバーの女王に評価されるために、カード購入しながら得点を高めていく。コマを一度通らせた橋は使えない中、沢山の橋を渡れるほど得点に結びついていく。橋を渡った先でキャラクターを集め、手元ボードのギルドを強化することで収入強化できたりする。
絵柄に反して、2手3手先を見つつプランBも考えないとコマを動かせなくなるシビアなプレイ感が印象的。狙いのカードを集めていきたいが、それは他プレイヤーとの早取り争いになっている。もしそれが取れない時の迂回路をどうするか、他の選択肢が残るのかなど、プレイ中、常に頭を悩ませていた。
No.288 スプレンダーデュエル 拡張 偽造者

総合評価 7.5/10
システム面 8/10 コンセプト 8/10
アートワーク 7/10 リプレイ性 7/10
新しく加わるガラス細工が戦い方を多彩にしてくれる拡張。
獲得することで特別な能力が得られる偽造者カードが加わる。この能力を活用することで、ガラス細工トークンをワイルドとして扱えたり、黄金による予約アクションが強力になる。王侯カードも増えて、ゲーム毎に登場する王侯も変化するようになった。
集める偽造者カードによって、両者のプレイングの違いが明確になって面白い。偽造者を集めたり組み合わせによって、より効率的に得点行動を取れるようになるが、偽造者カードを集めること自体は得点にならない。手番を割いて能力を得るのか、ガンガン得点に繋げていくのか、費用対効果的なものを考えるのも悩みどころ。シンプルで洗練された基本と比べるとトリッキーになるので、拡張を加えるかはその時に気分に合わせて決めるのが良さそう。
No.287 スプレンダーデュエル

総合評価 7.5/10
システム面 8/10 コンセプト 8/10
アートワーク 7/10 リプレイ性 7/10
2人対戦用に読み合いが洗練された名作。
トークンを集め、宝石カードに引き換えながら、勝利条件の達成を目指す。今回は3種の勝利条件が設定され、相手が何を狙っているのか把握する重要性が増している。また、手番でトークンの補充や特定のトークンの取り方をすると、相手に特権を渡すことになり、2人対戦向けの駆け引き要素もある。
5×5のボード上で繰り広げつトークンの取り合いが熱い。自分の得は維持しつつ、相手の損を大きくする一手を考えるのに頭を悩ます。ボード上のトークンを1個取ることができる特権や、連続手番が取れるなどの特殊効果を持った宝石カードも良いアクセント。
No.286 タンデムトリック

総合評価 6.5/10
システム面 7/10 コンセプト 7/10
アートワーク 6/10 リプレイ性 6/10
相乗りして一緒にトリックを取ることができるトリテの作品。
ビッドするマストフォローのトリテ。ビッドは自分の手札を一枚切って、その数字が獲得を宣言したトリック数になる。右隣のプレイヤーに相乗りしてトリックに参加することができるのが特徴的な仕掛け。
ビッドに合わせてトリックの数を調整しようとする際、相乗りによるプレイヤー間の直接的な干渉があって面白い。ビッドを成功させようとしているプレイヤーがいれば、相乗りしてトリックを送りつけて外させることが狙える。しかし、得点は獲得したトリック数も参照されるので、やりすぎたくはないのが悩ましいところ。
No.285 ピザオッターダブルビンゴ

総合評価 7.0/10
システム面 7/10 コンセプト 7/10
アートワーク 7/10 リプレイ性 7/10
数字を埋めて役を狙う紙ペンゲーム。
2個のダイスの出目を、2枚のシートそれぞれに同じ座標で記入していく。ゲーム毎に5×5マスのシートのラインの得点条件が設定される。シートそれぞれで得点が集計されるが、低い方が2倍の得点になる。
序盤から見通すのは難しいが、徐々にどんな形にしていけば良いのか分かってくる。とはいえダイス運に翻弄されるので、マスを埋めていくごとにどのラインを諦めるべきかにも悩むことになる。そろそろ厳しいという時に、2枚のシートにピタリとハマる出目が来た時の気持ちよさは堪らない。
No.284 ラインダイス

総合評価 6.0/10
システム面 6/10 コンセプト 6/10
アートワーク 6/10 リプレイ性 6/10
ダイスを1列に揃えて一気に進軍を狙う2人対戦ゲーム。
2つのマスターダイスを使って、6つのダイスをゴールまで進められれば勝利。マスターダイスと出目が一致するダイスを、その出目の分だけ進められる。出目が一致するダイスが横一列に並ぶと、一度に進めることができる。
ダイス目を調整してラインを作って、一気にダイスを動かせると気持ち良い。しかし、ダイス目を絞りすぎると、手番が空ぶる確率も増やしてしまうので悩ましい。トントン拍子に進められたとしても、最後の1個がスタックしがちになってしまうのが少し残念かな。
No.283 フェンソロジー

総合評価 6.7/10
システム面 7/10 コンセプト 7/10
アートワーク 7/10 リプレイ性 6/10
タイルを配置して囲いを閉じていく軽量級の作品。
長方形のタイルを共通場に配置して、一定数の囲みを作れば勝利。タイルには複数のドットが描かれており、色が合うように配置していく。既にある囲みを分割することで自分の囲みを増やすことや、相手の囲みを埋めるて潰すこともできる。
相手が所持しているタイルを確認して、相手の手番で囲いが閉じられない配置を考えるのがミソ。タイル補充の運要素が良い意味で緩く、陣取り的な読み合いが楽しめる。ある程度タイルが広がってきた中盤戦以降くらいに、ピタリとハマる場所を見つけられると快感。
No.282 花見小路

総合評価 7.3/10
システム面 8/10 コンセプト 7/10
アートワーク 7/10 リプレイ性 7/10
駆引きを制して芸者を迎入れる2人用対戦ゲーム。
4種のアクションを1回ずつ実行し、自分の元に来てもらえるように、7人の芸者に道具を贈る。互いに4回ずつアクションを実行した後、各芸者でマジョリティを競う。7人の内、4人を迎入れるか、迎入れた芸者の数字の合計が11以上になれば勝利。
自分が相手に対して選択肢を提示して選ばせる、残りが自分が芸者に贈る道具になる。常にジレンマを感じる選択を迫られる感じが好み。相手を上手く誘導して、自分に必要な道具を確保する采配を考えるのが、脳が痺れる面白さ。
No.281 ダンジョンパーティ

総合評価 6.5/10
システム面 7/10 コンセプト 7/10
アートワーク 6/10 リプレイ性 6/10
トリテでタイル配置して宝物を目指す協力ゲーム。
タイルにスートと数字が設定されている。マストフォロー切り札ありのルールに従って場に出し、トリックの勝者が自分のプレイしたタイルをダンジョンに配置する。スタート地点から宝物の場所までタイルを繋げられればクリア。
難易度は辛めで、色々なトリテを履修してきた仲間と臨んだがハードな挑戦になった。ゲームが始まると会話ができないので、互いに今何をしようとしているのか汲み取るのが大切。タイルに示された道の形状も限りがあり、スートと数字と併せてカウンティングを意識していかないと、詰みの状況に陥ってしまう。