ビールパイオニア 〜ビールを仕込み出荷するプロセスの洗練が楽しいワカプレボードゲーム〜

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醸造家になって、施設を少しずつ拡大させながら様々なビールを醸造して出荷する “ビールパイオニア”。アクションを取り合う王道の面白さを発展させた4系統のワカプレが印象的なボードゲームです。

主にビールを出荷することで入手できる勝利点を、誰よりも早く20点以上集めること目指します。ワカプレでアクションを実行して、ゲーム開始時には制限されている “醸造できるビールの種類”や、”ビールの醸造効率”、”完成させたビールとそれを詰める樽をストックできる上限数” などを改良しながら、勝利を目指します。

ワカプレするエリアは大きく4つの系統に分かれます。同時に存在できる駒数に制限があるエリア、手番順に影響するエリア、後からでも駒を配置できるが先着ボーナスがあるエリア、序盤は制限されている自分だけのアクションスペースのエリア、どこからアクションを実行していくかとても悩ましいです。

ワカプレで相手とアクションを取り合い、なんとか施設を改良して、完成させたビールが出荷できた時の喜びが堪らない “ビールパイオニア” のプレイログをまとめてみました。


ゲーム概要

👥プレイ可能人数:2~4人 🕐プレイ時間:75~100分

ゲームの目的

ビール醸造家として、自家醸造所を発展させながら、カードに指示されるビールを揃えて出荷することで勝利点を集めていきます。冷却機やろ過装置などの導入、経験豊富な労働者を雇用してアクションを効率化させながら、誰よりも早く20勝利点集めることを目指します。

ゲームの流れ

ゲーム終了条件が満たされるまで、数ラウンドにわたってプレイします。各ラウンドは以下の2つのフェイズで構成されます。

フェイズ1:アクションフェイズ
フェイズ2:ラウンド終了フェイズ

アクションフェイズ

手番順トラックのマーカーに従って、各醸造家が順番に手番を行っていきます。各手番ではアクションを1つ選択して実行します。アクションは以下の4種類に大別されます。

①労働者アクション
②手番順アクション
③車輌アクション
④管理アクション

①労働者アクション

相手とアクションを取り合う王道のワカプレを行うエリアです。自分の数字付き労働者駒の1個を、メインボード上で利用可能な労働者アクションスペースに置き、対応するアクションを実行します。この労働者アクションは1~8番までの8種類があります。

1番:ビールの醸造
自身の醸造レベルに応じた種類のビールを仕込みます。仕込んだビールの醸造ダイヤルを個人ボードに配置します。

2番:回転
ゲーム中、ビールの製造時間が醸造ダイヤルの「回転」で表されています。ビールの醸造ダイヤルを一定目盛り分だけ回転させます。いくつ回転させられるかは、自分の手元に並べたカードの薄茶色セクションを参照します。

3番:効率化トラックの前進 / ブロックトークンの除去
2つの選択肢から実行することを選びます。1コイン支払えば一度に両方実行できます。①個人ボード上の効率化マーカーを1マス進めます。こうすることでビールの製造にかかる時間が短縮されていきます。②個人ボード上に置かれた8個のブロックトークンを1つ取り除きます。こうすることで、新しい種類のビールを作れるようになったり、追加のアクションスペースがアンロックされます。

4番:樽の獲得 / 樽の移動
2つの選択肢から実行することを選びます。1コイン払えば一度に両方実行できます。①共通サプライから樽を一定数獲得して、個人ボードの樽倉庫に置きます。②樽倉庫の一定数の樽をセラーへ移します。サプライからいくつ樽を獲得できか、セラーにいくつ樽を移せるかも、自分の手元に並べたカードの薄茶色セクションを参照します。

5番:手札のプレイ(白色セクション)
手札のカード1枚の白色セクションの効果を実行します。これは多くのものが1回限りの恩恵や利点をもたらしてくれます。中には “熟練者カード” と呼ばれる永続的効果をもたらしてくれるものもあります。

6番: 労働者駒の雇用と退職
1コイン払って自分の雇用マーカーをラウンド終了ボード上の対応する場所に置きます。こうすることで、ラウンド終了時に自分の労働者駒が1つ退職し、新しい労働者駒が雇用され1つ手元にやってきます。退職した労働者駒は最後にセラーを整理してくれるので、個人ボード上のセラーが拡張されます。雇用した新しい労働者駒は、退職させたものより数字が1大きいものになります。労働者駒の数字は、後述するボーナスアクションの起動に関わる要素になり、大きい数字ほど有利に働きます。

7番:拡張タイルの建築
3コイン支払ってサプライにある6種類の拡張タイルを1枚選んで、個人ボード右側の一番上の空きスロットに配置します。自分が既に獲得している拡張タイルを重複して入手することはできません。スロットは4つしかありませんが、5~6種類目も獲得できます。入手した拡張タイルによって、新しい種類のビールを製造できるようになったり、樽の所持上限が拡張されたりします。

8番:コイン2枚の獲得
共通サプライからコインを2枚獲得します。

ボーナスアクションについて

労働者アクションを実施した際、特定の条件を満たすとボーナスアクションが行えます。条件は「アクションスペースに置いた労働者駒の数字」と「そのアクションスペースに記載された数字」の合計が6以上であることです。

労働アクション時に上記の条件を満たせると、自分のミニ労働者駒1つをボーナスアクションボードに配置して、対応する恩恵が受けられます。1手番で2つのアクションが実行できるようになるので、積極的に狙いたい要素です。

②手番順アクション

メインボード上の手番順エリアに、各醸造家の数字なし労働者駒を1個ずつ配置しています。この駒を手番順アクションの空きスペースへ移して、対応する即時ボーナスを受け取ります。

各醸造家が移した駒の相対位置によって、次ラウンドの手番順が決まる仕組みになっています。

③車両アクション

対応するスペースに車輌駒を配置することで各アクションを実行します。労働者アクションと異なり、何人でもそのアクションスペース(9番のスペースを除く)に車輌駒を置いてアクションを実行できますが、ラウンド中の1番目にそのアクションを実行した醸造家は、先着ボーナスを受け取れます。

9番:コイン2枚の獲得
労働者アクションの8番と同様、共通サプライから2枚コインを獲得します。

ビールの配達
手札のカードを1枚プレイして、そのカードの紫色セクションを参照してビールの配達が行えます。このアクションの先着ボーナスは、樽倉庫からセラーへの1樽の移動です。

樽 / カードの獲得
3つの選択肢からアクションを選びます。①1樽をサプライから入手して、樽倉庫に置く②樽倉庫から1樽をセラーに移す③ディスプレイまたはデッキの一番上からカードを1枚獲得します。

※特別アクションスペース(労働者アクション兼車輌アクション)

労働者駒もしくは車輌駒を配置することで実行できます。駒数の制限はなく、複数の駒が同時に存在できます。ここでは、このアクションスペースに示された通りに資源の変換ができます。1コイン払えば2変換できます。

④管理アクション

個人ボード下部の管理エリアにある労働者駒(数字なし)を、アクションスペースのうち1箇所に移してアクションを実行します。

4つ選択肢がありますが、ゲーム開始時はブロックトークンで3箇所ロックされています。管理アクションは自分だけのアクションスペースになりますので、自分の戦略に必要な箇所は早めにアンロックしておきたいです。

ラウンド終了フェイズ

全員、アクションがこれ以上実行できなくなれば、ラウンド終了フェイズに移行します。ラウンド終了フェイズでは、以下の5つのステップを順に処理していきます。直前のアクションフェイズで20勝利点以上に到達した醸造家がいれば、そのラウンド終了フェイズ後にゲーム終了となり、得点計算に移行します。

ステップ1:醸造の進行
各醸造家は、個人ボード上の各醸造ダイヤルをそれぞれ1回転させます。

ステップ2:駒類の回収と手番順の調整
各醸造家は、アクションスペースに配置した駒を手元に回収します。そして、手番順アクションの実施状態に応じて、手番順マーカーの順番を更新します。

ステップ3:労働者駒の雇用と退職
労働アクションによって、雇用マーカーを置いていた醸造家は、このタイミングで労働者駒の雇用と退職の処理を行います。

ステップ4:手札上限の確認とディスプレイの補充
手札上限は超えるカードを持っていれば、超過分のカードを表向きで捨てます。メインボード上部にディスプレイしているカードの最も左にあるものを捨て札置き場に移し、残りのカードを1スペースずつ左へ詰めて、デッキから新しい1枚をディスプレイに補充します。

ステップ5:ラウンド終了時の収入
各醸造家は、収入マーカーの位置に応じたコインを獲得します。

ゲームの終了

少なくとも1人の醸造家が20勝利点に到達すると、そのラウンドが最終ラウンドとなります。現在のラウンドを、ラウンド終了フェイズの最後まで続けたのち得点計算を行います。

現在のラウンド終了時までに獲得した勝利点に、ゲーム中に条件を満たした醸造家は、セラーに余らせたビールや手元のコインを勝利点に引き換えて、合算することができます。

得点を集計して、最も多くの勝利点を持っていた醸造家がゲームの勝者となり、「至高の醸造家」の名を手にします。

プレイログ

先行発売で入手したので2人対戦で早速遊んでみた。労働者アクションと車輌アクションのスペースはプレイ人数に応じて、一部ブロックされることで、ゲームバランスの調整が図られている。どのスペースがブロックされるかは、ゲームごとに変化するので、プレイ感の変化につながりそう。

ゲーム開始時に配られるカードから方針を考えてみる。Exportビールが出荷しやすそうなので、まずはその準備を整える方向でプレイ。カードの”ビール瓶” は薄茶色セクションが強いので、自分の能力改善用にする。

拡張タイルの”冷却システム”を導入。これでExportを含む3種のビールを作る準備が一つ進んだ。アクションを実施していくと、目に見えてボードが改良されていくのでテンションが上がる。改良によって得られる種々のボーナスが、次の一手につながっていくので、何と何がうまく繋がるのか考えるのが楽しい。

中盤に差し掛かる少し前くらいに、自分に恒常的な能力を付与してくれる熟練者カードを1枚プレイ。ガブリエルさんは、労働者アクションのボーナスアクションを発動させやすくしてくれる。これで自分は労働者駒の雇用に手番を割かなくても、ボーナスアクションを使いやすくなった。中盤からはボーナスアクションを組み合わせて、更なる施設改良と自分にマッチしたビール配達条件のカードの入手に奔走。

1度の出荷に3種のビールを必要とする分、大きな勝利点を入手できるカードを2枚獲得。ExportもLagerもPilsももう仕込めるようになっているので、あとはひたすら醸造して出荷するのみ。

20勝利点までの道筋は見えてきたが、一つの不安がよぎる。セラーの容量だ。3つのビールの出荷はタルも合わせると6スペースも必要になる。2度、3つのビールの出荷をするとなると、セラー管理もしっかりしないと、事故って余計に時間がかかってしまうことになりかねない。

ビールの出荷準備に自身が頭を悩ませえている頃、相手は着実に勝利点を刻んでいた。実は各拡張タイルの1枚目は1勝利点がついている。これが相手に4枚くらい取られていたのだ。この点差を覆す見通しは立っているつもりだが、ジリジリと点差が開いていくのは不安になる。

ようやく出荷準備が整って第一弾のビールを発送。一気に勝利点を8点ゲット。実はこの出荷準備を進めるまでに、条件を達成できることで勝利点が得られる共通目標の一つ “異なる種類のビールを4種製造”するを達成した分の3点も手にしていた。もう一度、3種のビールの出荷ができれば20勝利点に到達できる。

これで勝負に勝てるか??と思っていたが、結果は相手に先を越されて結構な点差をつけられて負けてしまった。3つあるうち2つの共通目標を達成されて6点取られてしまっただけでなく、相手はカードの白色セクションの効果も駆使して、ビールを無駄なく勝利点に変えて20点超えて24点までその勝利点を伸ばしていた。

これは悔しい敗北であったが、色々な反省点も見えて気持ちよく勝負を終えることができた。まだまだリプレイしてプレイを研究してみたい。


タカ | ボードゲームブロガー

✔︎ 良いゲーム体験をさせてくれたもの、きらりと光る魅力があるもの、プレイログとして発信したいと思います。
✔︎ 初めてのボードゲームを知っていただくキッカケや過去のプレイ体験を思い出すキッカケになれますように。

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