【プレイログ】キモノメモリーズ 和服印象 ~互いの手元を見合う駆引きが熱い2人用ボードゲーム~

アフィリエイト広告を利用しています。

見習いカメラマンとなり、ライバルと競って京都の小路を行き来する着物美人をカメラに収めていく”キモノメモリーズ”。先読みしながらジリジリとした駆け引きが楽しめる2人対戦ボードゲームです。

ゲームボード周囲をカメラマンコマを移動させてカードを獲得。手元のアルバムに配置して得点を伸ばしていきます。獲得できるカードの選択肢は3択、相手の思惑を読んで数手番先を描きながら、最適な選択を考えます。

目を引くアートワークにゲームシステムがマッチした “キモノメモリーズ” のプレイログをまとめてみました。

Amazon | キモノ・メモリーズ[ボードゲーム][ミステリアストレジャー][Kimono Memories] | ボードゲーム | おもちゃ
キモノ・メモリーズがボードゲームストアでいつでもお買い得。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、通常配送無料(一部除く)。

ゲーム概要

👥プレイ可能人数:1~2人 🕐プレイ時間:20分

ゲームの目的と準備

目的

ゲームの目的は、着物カードを獲得して手元に上手に配置しながら、たくさんの得点を稼ぐことです。相手より多くの得点を入手することができれば勝利です。

準備

ゲームボードを中央に置きます。カメラマンコマをゲームボードに描かれたカメラマンアイコンの隣に置きます。着物得点コマは、ゲームボード上の同色の箇所に置きます。

すべてのゲームカードをよく混ぜて山札を作ってゲームボード近くに置いておきます。山札から8枚引いて、表向きでゲームボードの周囲に並べます。さらに2枚引いて、ボーナスカードとして表向きで山札の横に並べておきます。

着物アイコンタイル、猫タイル、着物得点タイルはサプライとしてまとめておきます。両プレイヤーは1枚ずつ初期カードを受け取ります。

最近、写真を撮影したプレイヤーがスタートプレイヤーになって、ゲーム開始です。

ゲームの流れ

ゲームは手番制で、2人のプレイヤーが交互に手番を進めていきます。手番プレイヤーは、下記の順番で行動していきます。

①カメラマンコマを移動させてカードを1枚受け取る
②受け取ったカードを手元のアルバムに加える
③アイコンに応じて着物得点コマを移動させる

①カメラマンコマを移動させてカードを1枚受け取る

カメラマンはゲームボードの周囲を移動していきます。手番プレイヤーは、カメラマンコマを時計回りに1歩、2歩、または3歩移動させます。手番プレイヤーは、カメラマンが停止する直前に跨いだカード1枚を受け取ります。

②受け取ったカードを手元のアルバムに加える

受け取ったカードをアルバムに配置する際にプレイヤーは、アルバムの両端のどちらかに配置するか、または2枚並んだカードの上段に配置するかを選択できます。後者を選択した場合は、必ず下段2枚のカードの角を覆うようにして置きます。

③獲得アイコンに応じて着物得点コマを移動させる

ゲームカードには、横に着物アイコンや猫アイコンが描かれています。カードをアルバムに配置して2枚のカードが同じアイコンで繋がった場合、該当する着物アイコンタイルもしくは猫タイルをサプライから取って、カードのアイコン上に置きます。

いずれかのアイコンが万能アイコンと繋がった場合、そのアイコンに応じたタイルをサプライから取って、カードのアイコンの上に置きます。万能アイコン同士が繋がった場合、任意の着物アイコンタイルまたは猫アイコンタイルをサプライから取って、カードのアイコンの上に置きます。

獲得したカードと着物アイコンタイルに応じて、ゲームボード上の得点トラックの着物得点コマを自分側に1マスずつ移動させます。着物得点コマがゲームボード上の最後の1ますに到達している場合、それ以上は移動させることはできません。

カードの補充に関して

プレイヤーの手番終了時、ゲームボード周囲の空いている箇所に山札からカードを補充します。山札が尽きると、その後の補充はありません。

カードの種類に関して

・初期カード
両面仕様、基本モードか上級モードで遊ぶかによって使い分けます。
・着物カード
紫、黄、青、緑、桃の5色。着物カードの中には、物品が描かれたものが含まれます。これは後述する物品カードと組み合わせることで得点源にすることができます。
・物品カード
自分のアルバムに配置した物品カードと合致する物品が描かれた着物カードから、得点が得られます。

ゲームの終了

いずれかのプレイヤーの手番終了時に、ゲームボード周囲のカードが残り2枚になったらゲーム終了となります。

バリアントルール:途中勝利
ゲーム中、いずれか2種の着物得点コマをゲームボード上の得点トラックの自分側に3〜4マス目まで移動させると、即座にそのゲームの勝者になれます。このルールを加えると、よりゲームに緊張感が生まれます。

ボーナス処理

ゲーム終了時、ゲームボードの周囲に残った2枚のカードをボーナスカード置き場に移します。開始時の2枚と合わせて、合計4枚のボーナスカードが並びます。

次に、紫>黄>青>緑>桃の順番にゲームボード上の得点トラックの着物得点コマの位置を確認します。着物得点コマを自分側に移動させられていたプレイヤーは、該当する色の着物得点タイル獲得します。加えて、ボーナスカード置き場からカード1枚を選んで、アルバムに配置します。

ボーナスカードをアルバムへ配置したら、通常のルール通りに獲得カード及びアイコンタイルに応じて着物得点コマを移動させます。得点計算の処理を行う着物得点コマが中間の位置にある場合、いずれのプレイヤーも着物得点タイル及びボーナスカードは獲得できません。これを紫>黄>青>緑>桃の順番に繰り返して処理していきます。

なお、最後に処理する桃色については、ボーナスカードの獲得はありません。

得点計算

以下の項目から得点を集計します。

①着物得点タイル:色ごとに3/4/5/6/7点
②猫タイル:獲得タイル数の2乗
③物品カード:アイコン数 x2点または x3点
④アルバムの格段の紋章:1段目は1個につき1点、2段目は1個につき2点、3段目は一個につき3点、以下同様

プレイログ

初期カードは上級ルールの面を使用して、途中勝利のバリアントルールで対決。初期カードは上級ルールだと、アイコンの受けが片側にしかない。

ゲームボード上の得点トラックを制するためには、獲得したカードでアイコンを上手に繋げていきたい。上級ルールで遊ぶと、一方向にカードを並べていくことになる。互いにアイコンが繋がるようにはカードを取らせたりはしない。

アルバムを2段にして、アイコンの受けを広げてみる。物品カード(提灯)と、提灯が描かれた着物カードを取れているので、得点源の一つにしていきたい。

中盤に差し掛かる頃、途中勝利のバリアントルールのおかげで、相手に得点トラック上ですごいプレッシャーを掛けられる。緑・桃色のカードやアイコンが取られないようにするために、カード獲得の選択が絞られてしまう。

防戦気味だったが何とか耐える。何とか土俵際で耐えつつも、こちらも黄・青色の着物得点コマを自分側に引っ張って、相手に途中勝利を意識させようと試みる。一進一退の綱引きをしている間に山札が尽きてゲーム終了が見えてきた。

物品カードは(提灯)(提灯と花)(花)の3種類を所持。手元のアルバムに提灯や花が描かれた着物カードを数枚集められていた。提灯が描かれた着物カード、最後の1枚もゲームボードから無事に獲得。残りのカードを取り合いながら、アルバム中の着物カード紋章がなるべく見えるように最後の着物カードを配置して、ゲーム終了。

ボーナス処理を行って得点を集計。44点でギリギリの勝利。着物得点タイルで4点、猫タイルが4点、物品カードが16点、アルバムの紋章で20点。物品カードとアルバム2段目の紋章を上手く得点に繋げることができた。

マイレーティング

総合評価 7.7/10
・システム面 8/10  ・テーマ性 8/10 
・アート面 8/10  ・リプレイ性 7/10
自身のボードゲームの評価に関してはこちら

“キモノメモリーズ” は互いの状況を観察しながら先読みしてジリジリとした駆け引きが楽しめる作品でした。中央のゲームボード上でカメラマンコマを1~3歩動かしながら、狙いのものを獲得するのはパッチワーク味があります。このゲームには、獲得した着物カードの配置によって追加アイコンが得られるチャンスがあり、得点トラックの状態で即時決着の仕組みがあります。それによって自ずと、相手に取られたくないカードがハッキリします。着物カードの獲得は3択、その中から1手、2手先を見据えて、相手の狙いを防ぎつつ自分のやりたいことができるベストな選択を考えるのは、この種のゲームの妙がしっかりと味わえるポイントに感じました。京都の小路で着物美人を写真に収めるというテーマもアートワークと相まってオシャレな仕上がりです。2人用対戦ボードゲームの中でも、かなり好きになった作品でした。

Amazon | キモノ・メモリーズ[ボードゲーム][ミステリアストレジャー][Kimono Memories] | ボードゲーム | おもちゃ
キモノ・メモリーズがボードゲームストアでいつでもお買い得。当日お急ぎ便対象商品は、当日お届け可能です。アマゾン配送商品は、通常配送無料(一部除く)。
タイトルとURLをコピーしました