No.220 PETER PIPER

総合評価 6.2/10
システム面 6/10 コンセプト 7/10
アートワーク 6/10 リプレイ性 6/10
唐辛子の漬物の重さをピッタリ11にする4人専用ゲーム。
手元に0~5のカードを並べていき、数字の合計を11にした状態で手番を迎えることができれば勝利。手番では手札から1枚プレイするか、場札から1枚回収するかの2択。カード1枚を場札に出すときに特定の条件を満たすと、他の人のカードとの交換が発生する。
互いの手元を見合って、上がりの阻止というお仕事をさせ合うゲーム。場と相手の手札を把握していき、自分が上がれるタイミングを作り出すパズル的なプレイ感。他に似たゲームは思いつかず、プレイ感は新鮮。だけど、自分が勝つためには相手の妨害をするしかないので、どうしても間延びしてしまう印象は拭えないかな。
No.219 エバーデール

総合評価 7.7/10
システム面 8/10 コンセプト 8/10
アートワーク 8/10 リプレイ性 7/10
森の生き物たちの住む街の発展をテーマにしたワカプレ。
ワーカーを配置して資源獲得しながらカードプレイを行っていく。手元の自分の区画に建物を立てて、住人を招き入れることで勝利点を稼いでいく。建物も動物もそれぞれ効果があり、自分のできることを豊かにしてくれる。加えて、建物と動物には対応関係にあるものがあり、カードプレイのコスト圧縮ができるのでプレイ順を考える必要がある。
美麗なコンポーネントが目を引く、テーブル目一杯に広げられると自然にテンションが上がってしまう。ゲームは、各プレイヤーのプレイ内容によって、ゲーム終了までのアクション数が異なってくるのが印象的。ワカプレで必要最低限の資源を集めたら、いかにカードプレイで回せるかがアクション数を増やすカギになっている。共通場のカードの早取りや相手プレイヤーへの攻撃要素もあって、いわゆるワカプレとはまた違ったインタラクションがある。
No.218 STAR REALMES

総合評価 7.0/10
システム面 7/10 コンセプト 7/10
アートワーク 7/10 リプレイ性 7/10
星間帝国の戦いをテーマにしたデッキ構築2人対戦ゲーム。
相手にダメージを与えて権威点を0点にすれば勝利。交易によりサプライからカードを獲得し、カードプレイで1手番の打点を高めていく。登場する4つの勢力にはそれぞれ得意なことがあったり、同勢力同士でカードシナジーが生まれるようになっている。
手軽に短時間にデッキビルディングの面白さを味わえる。交易列に並んでいるカードや相手の構築の傾向を考えながら、自分のデッキを組み立てていくのが悩みどころ。カードシナジーが簡単に生まれやすく、構築が進んでいくとポンと高打点が出せるようになって気持ち良い。
No.217 SETI 拡張 宇宙機構

総合評価 10.0/10
システム面 10/10 コンセプト 10/10
アートワーク 10/10 リプレイ性 10/10
宇宙に異星生命体の軌跡を探すゲームの拡張版。
ベースゲームに新しい異星生命体とプロジェクトカードが追加される。それだけでなく、各プレイヤーに固有能力をもたらす”組織”、序盤の立ち上りを加速させる”クイックスタートカード”が加わる。組織やクイックスタートカードを加えて遊ぶ場合は、ベースゲームよりも少ない4ラウンド制になる。
組織には強弱がありそうだけど、個性があってそれぞれに合った戦略が考えられるのが楽しい。クイックスタートカードと合わせて序盤にできることが豊富になった。しかし、リソースを活用して上手く基盤を作らないと、途中でガス欠してしまうので、やることは絞るのが変わらず重要そう。ゲームは4ラウンドに短縮されるが、密度がより高まって充実したゲームが味わえる。
No.216 マジックメイズポケット

総合評価 7.0/10
システム面 7/10 コンセプト 7/10
アートワーク 7/10 リプレイ性 7/10
リアルタイム脱出協力ゲームの作品。
徐々にマップを広げて目的地を探す探索と、出口まで全てのコマを移動させる脱出、この2ステップの制限時間内の達成を目指す。各プレイヤーには1つか2つのアクションが割り当てられ、各自が状況を判断してコマを動かす。プレイ中の会話は制限されるが、目線を配ったり指で注意を引くなど、仲間にシグナルを送ることは可能。
広げていかなきゃいけない迷宮と変わる状況に目が回る回る。時間がなくなって焦る中、皆んなの意図が汲み取れずさらに焦る焦る。そんな状況でも、互いに上手に助け合いながら、なんとか脱出できた時の達成感が気持ち良い。
No.215 ブルゴーニュの城

総合評価 8.0/10
システム面 8/10 コンセプト 8/10
アートワーク 8/10 リプレイ性 8/10
ダイス運を制御して領地を広げていく名作タイル配置ゲーム。
ダイスの出目に規定される配置制限の中、タイルを広げていき勝利点を高めていく。手番で用いるのは2ダイスのみ、この2つをタイルの配置と獲得に割り当てていく。
ダイスロールの連続の中で何が最善手かに頭を悩ませ、タイルや早取り得点要素を相手と取り合うヒリヒリ感が堪らない。種々のタイルから得られる特殊効果が噛み合って、アクションが連鎖するのが気持ち良い。ゲーム間で自分が担当する領土シートが変わればプレイ感がガラッと変わるのも好み。
No.214 ビールパイオニア

総合評価 8.3/10
システム面 9/10 コンセプト 8/10
アートワーク 8/10 リプレイ性 8/10
王道の面白さを発展させた4系統のワカプレが印象的な作品。
主にビールを仕込み出荷することで勝利点を集めていき、誰よりも早く20勝利点に到達することを目指す。それぞれ特徴が異なる4箇所のエリアにワーカーを配置してアクションを実行していく。ゲーム中、仕込めるビールの種類や、醸造したビールを保管するセラーの拡張、冷却設備の導入などによって、ビールを出荷するまでのプロセスを改善することが重要。
施設改良によって得られる種々のボーナスが、次の一手につながっていくので、何と何がうまく繋がるのか考えるのが本当に楽しい。またワカプレ面では、そのアクションが取られたらキツい!というバチバチ感もありつつ、他の系統のエリアのアクションでカバーできる戦略が取れるのが考えどころで面白い。ワカプレで相手とアクションを取り合う中で、苦労して完成させたビールが出荷できた時の喜びが堪らない。
No.213 六華

総合評価 7.0/10
システム面 7/10 コンセプト 7/10
アートワーク 7/10 リプレイ性 7/10
気軽に楽しめる麻雀風セットコレクションの作品。
ドミノ牌6枚で特定の役を成立させ、一定の得点を集めれば勝利。誰かが上がり宣言した時に、共通場に表になっている牌を使って、一緒に上がってしまう “ついでに上がる” ということができる。オプションが充実してて、好みに合わせて役やルールを調整可。
役が成立させやすい分、小さく勝ちを刻んでいくか、大きく一気に勝ちに近づくか考えどころ。ついでに上がる、という仕組みがその勝負をいつ切り上げるのかの悩ましさに一捻り加えている。オプションルールを全部つけて遊んでみましたが、確かに気軽だけど駆引きもグッと増えて好み。
No.212 ミノダイス

総合評価 7.0/10
システム面 7/10 コンセプト 7/10
アートワーク 7/10 リプレイ性 7/10
ダイスで行うビッドタイプのトリテにドラマあり。
ビッドを的中させれば得点、外せば減点、一定ラウンド数プレイして合計点を競う。トリックにはダイスを用いるが、出目はトリックに使った時にダイスロールして決まる。通常ダイスに勝ちやすい特殊ダイスもあるが、出目によってはあっさり負けてしまう。
ビッドしようがないようで意外と思惑を持ってビッドすることができる。ダイス毎に出目に傾斜があることと、特殊ダイスの3角関係がビッティングを成り立たせてくれている。トリックに使って初めてダイスの出目が定まる仕組みがゲームにドラマを生み出してくれる。ビッドを的中させるためにこのトリックは外せない!!こんな時に限って、特殊ダイス達が白旗を振り出すんですよね。
No.211 アニマナイズ

総合評価 6.9/10
システム面 7/10 コンセプト 7/10
アートワーク 6/10 リプレイ性 7/10
脱落あり、バーストあり、動物カードの取り扱いが悩ましいトリテ。
トリテを通じて一定の点数を集めると勝利、1トリック1点だがトリックに含まれる動物カードは単独で数字分の得点になる。動物カードが得点獲得のキモだが、集めすぎるとバーストして得点機会を失ってしまう。マストフォローで切り札ありだが、紫色の動物カードは一定の条件を守ればマストフォローでなくても出せる。
いつどの動物を獲得するか悩み、程々に点数を集めた後は、不要な動物が押し付けられてのバーストを避けたい。この舵取りを考えるのが面白い。手札が配られた後にマリガンができて、ある程度は意図した手札を作れそうな仕掛けが新鮮。ハイカードばかり抱えてバースト待ったなしになってしまうことや、ローカードばかりで動物が集められない、といった事故を避けられるのが遊びやすさにつながっている印象。