【プレイログ】ビヨンド・ザ・ホライゾン ~文明開拓とテックツリーの調査が醍醐味のボードゲーム~

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“ビヨンド・ザ・ホライゾン”は文明開拓をテーマとしたゲームです。

プレイヤーは未知の土地への探検と勢力拡大、土地開発、調査と生産、テクノロジーの進化を通じて、歴史上で最も影響力のある文明社会を作り上げようとします。

ゲームはラウンドを繰り返して、一定の目標が達成された時に終了フラグが切られます。ゲーム中、プレイヤーは探検による新しい土地の発見、その土地への入植、新しい都市の建設、テクノロジーの開発など、文化と経済の発展により勝利点を獲得していきます。

今回は文明開拓とテックツリーの調査が醍醐味の”ビヨンド・ザ・ホライゾン”のプレイログをまとめてみました☺️

※本投稿は株式会社アークライト様から商品提供を受けて作成しています。#PR

アークライト ビヨンド・ザ・ホライゾン (2-4人用 120分 13才以上向け) ボードゲーム
テクノロジーを進化させ、指導者と遭遇し、自分の文明を発展させよう! 2020年に発売されて以降、数々の賞を受賞した「Beyond the Sun」が、Simone Luciani氏とのコラボによってリメイクされました。 本作では、未知の土地...

ゲーム概要

👥プレイ可能人数:2~4人 🕐プレイ時間:120分

ゲームの流れ

ゲームには目標カードによりプレイヤーが達成を目指す目標が設定されます。また各プレイヤーは個別能力となる政治体制カードを持ちます。

ゲームはラウンドを繰り返して進んでいきます。そして各ラウンドで、プレイヤーは時計回りで手番を1回ずつ実行します。プレイヤーの手番は以下の4つのフェイズで構成されます。

1)アクションフェイズ
2)勢力拡大フェイズ
3)生産フェイズ
4)目標フェイズ

アクションフェイズ

アクションコマをアクションマスに移すことで、対応するアクションを実行します。

初めは基本アクションしか選べません。しかし、後述する“テクノロジーエリアの調査”や、条件を満たすことで進化アクションが選択できるようになり、徐々にできることが増えていきます。

アクションは凡そ以下に分けられます。

・テクノロジーエリアの調査
・食料、経済、インフラへの投資
・入植者または兵士の徴用
・入植者または兵士の強化
・移動
・村への入植
・都市の要塞化

・テクノロジーエリアの調査

テクノロジーは4段階のレベルが設定されています。調査を進めていくことで、より強力なアクションが実行できるようになります。

調査対象のテクノロジーはツリー形式で、下位テクノロジーの調査が完了することで上位のテクノロジーが調査できるようになります。しかし、ツリーのどこにどんな技術が設定されているのか初めはその情報が伏せられております。調査するまでどんな技術が手に入り、その結果、どんなアクションが解禁されるのか分からないのがこのゲームの特徴です。

調査を実行する際は、手元から人口コマ1個を取って、調査したいテクノロジーエリアの左脇に学者として配置します。

レベル2以上の階層でテクノロジーエリアを初めに調査したプレイヤーは、そのテクノロジーエリアに配置されている指導者カードを受け取って、恩恵を受けることができます。

指導者カードは即時ボーナスとなっており、特定の資源が得られたり、追加アクションが実行できたりします。中には勝利点をもたらしてくれる指導者もいます。基本的に自分にメリットをもたらしてくれる要素なので、未知のテクノロジーも他プレイヤーに先んじて調査していきたいです。

指導者カードの処理を終えた後、テクノロジーの選択ができます。

一段階低いテクノロジーに合致するカラーのテクノロジーカード2枚を山札から公開します。そして、そのうち任意の一枚を、調査により明らかにしたテクノロジーとしてボードに配置します。この仕組みによって、先んじて調査することで、自分にとって好ましいアクションをツリーにある程度は反映させることができます。

また、殆どのテクノロジーカードには即時ボーナスが設定されているので、調査した際はその恩恵も併せて手にすることができます。

既にテクノロジーカードが設定されたエリアを調査すれば、後のプレイヤーも即時ボーナスを入手して、以降からそこのアクションが実行できるようになります。

・食料、経済、インフラへの投資

個人ボード下部に①食料表 ②経済表 ③インフラ表があります。ここのパラメータはアクションフェイズ後の生産フェイズに影響します。

ゲーム開始時は各表にキューブが配置されており、生産力や能力に制限がかかっております。食料、経済、インフラへの投資アクションを実行することで、対応するキューブを個人ボード上部の投資表に移して、生産力の改善ができます。

・入植者または兵士の徴用

このアクションを実行すると、個人ボード上から人口コマを地図上に配置することができます。人口コマは地図上では入植者か兵士として扱います。

入植者は後述する “村への入植” のため、兵士は “都市の要塞化” のために必要になります。

・入植者または兵士の強化

入植者と兵士には、それぞれ戦力値が設定されています。このパラメータによって “村への入植” や “都市の要塞化” が可能になります。

・移動

ゲーム開始時、地図上には文明発祥タイルと各プレイヤーの初期土地タイルがあるのみです。

ゲーム中、入植者を地図に配置した後、移動アクションで地図の外に出すことで、未知の土地が明らかにされていきます。そうすることで地図が広がっていき、次第に他プレイヤーとのインタラクションが増えていきます。

未知の土地を明らかにすることをゲーム中では”探索”と呼びます。土地タイルをタイル山札から捲ることで、即時ボーナスを得られます。

なお、見落としやすいのですが”探索”は、1手番中に1回までとなります。

※1回目に遊んだ時は、自身の確認不足で、際限なく1手番に探索できるようにしてしまいました。そのため、あり得ない早さで土地タイルが捲られ、土地が広がっていきました。

・村への入植

このアクションを実行すると、村へ入植してボーナスや勝利点を得ることができます。入植のためには、自身の入植者コマの戦力値がその土地に設定されている防御値以上になっている必要があります。入植に用いた入植者コマは、自分の個人ボードに戻さなくてはいけません。

村への入植も早取りとなっています。そのため、油断していると他プレイヤーがやってきて、先に入植されてしまいます。狙いをつけた土地は計画的に確保していきたいです。

・都市の要塞化

いずれかのプレイヤーが村に入植していれば、その村を要塞化させることができます。要塞化は、自身の兵士コマの戦力値がその土地に設定されている防御値以上になっている必要があります。要塞化に用いた兵士コマも、入植と同様に自分の個人ボードに戻さなくてはいけません。

村への入植ほど得られるボーナスは多くないですが、勝利点が高めに設定されています。ゲーム終盤に向けて、計画的に狙っていきたい要素です。

人口コマを地図に配置する際、序盤は “土地の開拓” や “村への入植” に必要な入植者として出しますが、後半は要塞化に必要な兵士として出すことを考えるようになります。そのタイミングを見極めて、どこで切り替えていくかも悩ましいポイントになっています。

大まかなアクションの紹介は以上です。

勢力拡大フェイズ

建造物タイルを所有していれば、未入植の土地に建造物を設置できます。ゲーム中、自身のインフラ表を改善することで、建造物タイルを得るチャンスがあります。

建造物の設置によってもボーナスや勝利点を得ることができますが、入植や要塞化と比べると小さめです。しかし、入植や要塞化とは、入植者/兵士コマを手元に戻さず建造物設置ができる点が異なります。人口コマを地図に配置できる状態にするのに1アクション、入植者や兵士として地図に配置するまでに1アクション、狙いの場所まで移動させるの数回アクションが必要になります。折角、地図に出したコマは、なるべく地図上で活躍させたいです。そのため、建造物の設置も時には有効な選択肢になります。

建造物の設置以外にも、該当するトークンを消費することで、村への入植や要塞化をこのフェイズで行うことができます。

生産フェイズ

このフェイズでは、3つの選択肢から1つを選んで実行します。

・人口を増やす

自身の食料表を参照して、人口コマプールから一定数の人口コマを保有資源置き場に移します。こうすることで、人口コマを学者としてテクノロジーエリアの調査や、入植者/兵士として地図に展開することができるようになります。

・貨幣を製造する

自身の経済表を参照して、パラメータが解放されている分だけコインを獲得することができます。コインはアクションの実行や建造物の設置に使います。

・資源を変換する

コインを人口コマに変えたり、地図上のコマを回収して保有資源置き場に戻したりできます。

目標フェイズ

ゲーム中に設定された目標カードを参照して、その条件が満たされているかチェックします。満たされていれば、個人ボード上の発展表から任意のキューブを取って、目標カードに移します。

ここにも早取り要素が設定されており、一番初めに達成したプレイヤーが大きい勝利点を得ることができるようになっております。

ゲームの終了

すべての目標カードの上に合計でキューブが4個配置された時、ゲームの終了時期が決まります。

4個目が配置されたなら、進行中のラウンドを最後まで行ったのち、さらにもう1ラウンドを行ってゲーム終了となり得点計算に移行します。

得点要素は以下の6つとなっており、集計後に合計の勝利点が最多のプレイヤーがゲーム勝者となります。ゲーム中の色々な要素に得点が設定されており、総合力が試されます🥸

  • 目標カード
  • テクノロジーカード
  • 地図
  • 投資表
  • 指導者カード
  • 政治体制カード

ゲーム開始時は何をすれば勝つことができるのか分かりにくいですが、逆に基本的には何をやっても得点に繋げられます。そのため、遊び始めて仕組みが分かってくるとのめり込んで気持ちよくプレイできると思います☺️

プレイログ

2〜3年前まで3、4ヶ月に1回、がっつりボードゲームできれば満足できていたのに、最近は2週間遊べないと飢えを感じてしまう今日この頃。アークライト様からいただいたこの “ビヨンド・ザ・ホライゾン” を遊べる時を心待ちにしていました😆

今回はいつも一緒に遊んでいるボードゲーム仲間と3人プレイ。テストプレイを済ませて、ルールも復習したので準備は万端💪

ゲーム準備時に配られる”政治体制カード”は地図上のアクションと探索に強みを持つ面を選択。コマを入植者として地図に展開して、自分に有利なように土地タイルを広げていく方針でプレイ開始。

序盤は狙い通り、自分に都合良いように土地を広げられました。このゲーム、リソースの収入がカツカツで、必要な発展表トラックを改善しておかないとテンポ良くアクションが実行できません。今回は、探索によって土地タイルから得られる即時ボーナスを当てにして、なんとかリソースを繋いでいきます。

土地開拓だけで勝利できるほど甘くないのがこのゲームです。土地開拓はリードできた一方で、このゲーム醍醐味のテックツリーの調査が遅れていました。2人ともレベルⅢの技術まで進めているのに、自分(紫コマ)はレベルⅡで止まっていました。

テックツリーを進めていると、手番を圧縮したような強力なアクションが実行できるようになります。指導者カードの恩恵も取られながら、徐々に苦しい展開になっていきます。

ゲーム中盤、テックツリーの重要性を改めて感じつつも、自身は初志貫徹。地図に入植者を展開して、入植によって勝利点を伸ばす戦略を推進。いい感じに土地開拓を進めることができてきました。

しかし、ここで自身の戦略の穴に気づいてしまいます。入植して勝利点を伸ばす戦略なのに、入植するためのアクションが効率的にできるテクノロジーがなく、またアクションに必要なコインも不足して、身動きが取りづらくなってしまいました。

戦略の穴を埋めるためにテックツリーに目を向けるも、入植アクションが効率的に実行できる場所は無さそう。テックツリー調査で、必要なテクノロジーを入手しておくことを疎かにしたツケが回ってきました...

ゲーム中に得られるボーナスには、自分だけが実行できるテクノロジーをもたらしてくれるものがあります。自分が入植した場所のボーナスで、レベルⅡテクノロジーの山札から1枚捲って手元に占有できるものがあったので、それに望みを託してみます🙏

得られたのは”航海術”。入植アクションとリソース入手を一度に行えるテクノロジーで、自身の戦略に噛み合ったものが手に入りました。

そろそろ終了フラグが切れそうなゲーム終盤。詰め作業を進めて、さらに入植を進めていきます。“自分の入植者コマの戦力値の合計”分だけ勝利点にできるという、自分だけの得点要素を解放していたので、展開した入植者コマをしっかりと育てて上げていきます。

終了フラグが切られてゲーム終了、得点計算に移行します。案の定、テックツリーは後塵を拝する結果になってしまいました。地図上の点数で差が埋まるのかドキドキです。

結果は、テクノロジーエリアでついた点差を地図上の勝利点で巻き返せることなく、2位でゲーム終了🥈テックツリーが醍醐味のゲームで、テックツリーを蔑ろにしてしまうのは悪手でした🤪

1位のGONさんの個人ボード、発展表トラックが全部空いています。上手くテクノロジーを調査して、ボーナスを連鎖させながら回していた印象。レベルⅣテクノロジーまでしっかり調査して、勝利点に繋げていたのが上手かったです🙌

マイレーティング

マイレーティング
総合評価 7.5/10
・システム面 8/10  ・テーマ性 8/10 
・アート面 7/10  ・リプレイ性 7/10
自身のボードゲームの評価に関してはこちら

この “ビヨンド・ザ・ホライゾン” は独自のゲームシステムでプレイ感はしっかり重量級の一作、とても遊びごたえがありました。

テックツリーが見通せないのも相まってか、初回プレイは序盤の方針が立てにくいかもしれません。しかしゲーム中に得られる即時ボーナスによって、上手くプレイが繋がるようになっているので、遊び始めると自然にのめり込めると感じました!

テックツリーが好きなお方や、文明開拓をテーマにしたゲームがお好きな方に是非、このゲームを体験してもらいたいです🙋‍♂️

アークライト ビヨンド・ザ・ホライゾン (2-4人用 120分 13才以上向け) ボードゲーム
テクノロジーを進化させ、指導者と遭遇し、自分の文明を発展させよう! 2020年に発売されて以降、数々の賞を受賞した「Beyond the Sun」が、Simone Luciani氏とのコラボによってリメイクされました。 本作では、未知の土地...
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