ゲムマ前試遊フェスであるボドゲのちゃちゃちゃ!!に参加してきました。10時から16時30分の間で、11作品を試遊させてもらいました。この中から、印象に残った4つの作品を紹介したいと思います。
ゲムマ2026年秋の開催も1ヶ月を切って、ゲムマブログにも色々なボードゲームが出てきて目が離せません。私が試遊することができた一部の作品にはとどまりますが、プレイ感把握の参考になれば嬉しいです。
その1:PROJECT EDGEWORTH【だんじり協奏曲 様】

このイベントに参加した目的の一つの作品。衛星を打ち上げて通信網を作る作品で、ヴァリアブルフェーズオーダーとエンジンビルドを主軸にしている。色々とそそられるのだが、テーマとメカニズムがどう結びつくのか想像しきれなかったので実際に試遊させていただきました。

ゲームは主に1ラウンド5フェーズの工程を繰り返していくことで進んでいくが、各プレイヤーが選択したフェーズだけラウンド中に実行される。他の人がやってくれそうなことは任せてしまい、自分だけが効果的に実行できるフェーズは何かを考えるのが楽しいメカニズムだ。この作品では、収入フェーズが選択されれば1番初めに起動する。誰かがこれを選択してくれていると、後のフェーズにできることが増えたり変わったり、棚ぼた的嬉しさがあって気持ち良い。

ゲームで目指す方向は、中央ボード上の自分の基地から衛星を打ち上げ、ボード上を周遊させつつへクスをマークしていくこと。マークしたへクスが自分が確立した通信網を表す。自分が打ち上げる衛星にはプロジェクトカードを4枚まで使ってエンジンビルド的に強化できる。衛星には燃料設定されており、打ち上げても燃料がゼロになると墜落して手元に戻ってしまう。衛星は中央ボード上の海に墜落させると10金収入があったりして、打ち上げてから墜落までどう活かすかを考えさせられる。

99枚のプロジェクトカードはオールユニーク、これはとても嬉しい。ゲームルールとテキストを結びつけて戦略を考えるのは中々大変で、初めは解釈を確認させてもらいながらだったが、プレイ中盤くらいから大分慣れることができた。カードによる構築は、自分のやり方に依るのだと思うが、エンジンビルドというよりタブロビルドに近い印象を受けた。1回の起動で効果が連鎖する、というよりは効果発動の起点が増えたり、単発の効果が重なって強くなる、そんな実感だ。ここは購入してみて、もっとプレイ感を探ってみたい。
この記事には書き切れなかったが、ゲームボード上に複数の衛星が周遊することでのプレイヤー間インタラクションがあったり、衛星にプレイヤー固有能力が用意されてたりと様々な要素がある。宇宙テーマ好きの自分に刺さるワクワクするプレイ体験でした。
その2:ヒャクジュウパレード【バンブーゲームズ 様】

2桁の数字を繋げて最高のパレードを作るゴーアウトの作品。ゴーアウトは結構好きなゲームメカニズムで、手札をなくすまでの工程で、この作品はどんな風に捻りを作っているのか気になっていました。

特徴は隣あう2枚のカードは十の位と一の位は同数であれば重ねて大きい数字にできるということ。1枚1枚のカードは1~5で2桁の数字が記載されている。配られた手札は並び替えが不可で、上手くカードプレイすることで手札を強くしつつ上がり目指す仕掛けだ。

ルールを知ると他のゴーアウト作品である”スカウト”を連想した。だけど手番時の場札に対する選択肢に捻りがあってプレイしてみて強く印象に残った。強い場札に対して左右どちらか1枚のカードをもらって自分の手札を強くする、だけでなく逆に自分の手札を1枚、場札の左右に”付け足す”ことができる。

ゴーアウトだと上がり方を間違えて、手札が変に数枚残って上がれないことはまま起こる。”付け足し”の選択肢があるおかげで、強い場札に対して1枚で上がることができてしまう。自分が上がれるかもしれないドキドキと他プレイヤーにあがられるかもしれないヒヤヒヤ感があって面白かった。振り返ってみると、ゲーム中は中途半端にカードを出していくのではなく、タイトルの通りでかいパレードを手札に作って一気に上がり切る、手札デザインがキモの作品なのだとも感じました。
その3:逆富豪【片手GAMEs 様】

こちらは手札を無くしてしまうと負けてしまう大富豪ベースのゲーム。手札を出せなくなってしまった人から脱落していき、最後の1人になることを目指す。トランプは結構好きなツールで、面白い遊び方を知れば体験してみています。会場をぶらぶらして目に留まって、飛び込みで試遊させてもらいました。

ベースは大富豪で、カードの構成もトランプと同じ。場には常に強いカードをプレイしていき、最後にプレイしたプレイヤー以外がパスをすると場が流れる。この時、パスしていたプレイヤーはペナルティとして手札を一定枚数捨てさせられる。この仕掛けで、次の人、次の人にカードプレイを押し付けていくような、お仕事をしてもらうようにできていました。

大富豪にある特殊ルールは、ゲーム開始前に各プレイヤーに2つの選択肢が加えられ、それぞれが選択したものが採用される。自分の手札と相談して有利になるようなものを選びたい。普通の大富豪で遊ぶ時にも採用されるのだろうが、知らなかった特殊ルールまでカバーされていて勉強になった。

プレイしてみると、周りの足元を見つつ、立ち回りを考えるのが悩ましい作品でした。プレイ中は自分と他プレイヤーの手札枚数の消費差を意識していました。後半、選択肢が少なくなってきたところで、複数枚出しや8切りの強制場札流しで手札を捨てさせて勝負をかける。しかし、詰め切れず負けてしまう。タイトルの通り大富豪をひっくり返した新鮮なプレイ感でした。
その4:ドコナノココナノ【Yubune games 様】

あまりパーティゲームは手に取らない私ですが、こちらは一緒に会場に来た友人と試遊させていただきました。そしたら、意外にも自分にグッと刺さってしまい、ゲムマで購入を考えてしまいました。価値観をテーマにした作品です。

お題カードに2軸の価値観が記載されており、親プレイヤーは4×4マスのボード上に、それぞれの子プレイヤーがどこに当てはまるか秘密裏にプロットする。親プレイヤーがプロットを終えたら、子プレイヤーは自分がどこにプロットされたのかを当てにいく。ドンピシャだったら親と子それぞれに3点、同じ区画でのニアミスであれば1点が入り、ゲーム終了まで高得点を目指す。

互いを知っている友達とであれば、お題に対して凡そこうだろうというのは考えられる。しかし、今回は初対面の方ともご一緒に遊ばせてもらい、どこにプロットするかは本当にファーストインプレションでやるしかなかった。しかし、これはこれでコミュニケーションで相手を知るキッカケになったり話のタネになったりで楽しかった。

上の写真はボードゲームの購入における価値観がお題で、自分は子(青)で友達が親の場面。x軸はAがルール重視、Bはビジュアル重視で、yはCが財布の紐が硬い、Dが緩いといった具合だった。お互いの心内で区画は一致する確信はありつつも、微妙なズレがあってニアミスとなってしまった。ちゃんと自分のことが知られていることを実感しつつ、わずかなズレもそこだったか〜!!と盛り上がれた。解釈一致しても、ズレていても互いの価値観をよりよく知るキッカケになって面白い作品でした。
